2018/9/17
入居者の方から「こんなビラが入ってましたが何でしょう?」
と手渡されたビラ。
中には関西電力より『【重要】電気の送電停止のお知らせ』と何やら物々しい感じの
タイトルと小売事業者の契約が某日に切れるからどこかの小売事業者と契約しないと
送電を停止する旨の事が書かれているのですが、意味がまったく分からず
とりあえずビラをお預かりして自分で調べることにしました。
まずは電話と思い、関西電力に電話しても先の地震の影響で停電が
まだ多くの箇所で残っており電話はまったく繋がらない状態です。
そこでビラを良く見ると送り主の関西電力配電営業所がそんなに遠くないと知り
直接尋ねに行きました。
ビラを見せて内容を尋ねると入居者の方の電気料金の支払いが遅れた為に
送電を止めるとの意味だと説明されました。今は電力が自由化された為、
関西電力の名ではなく、イチ小売事業者としての通知になるのだそうです。
また、以前は入居者の電気を止める場合は、オーナーである自分に連絡してほしい、
そうすればかならず入居者の方へ連絡をつけてお支払いしてもらうから!と言って
なんとか対応してもらっていたのですが、今は全室スマートメーターの為、
遠隔操作で止められてしまうそうです。人情もない気もしましたが、コンビニで
払い込めば24時間いつでも復旧してもらえるので利便性は高まっているのでしょうね。
帰りのバスの中、以前の送電停止はオートロックの中に入ってメーターを操作
しないといけない為、オーナーの自分の許可が必要で、その際、毎回
入居者へ連絡するから待ってくれないか、連絡がつかなかったらご実家へ連絡する
から。うちに帰って電気がつかなかったら、かわいそうじゃないか?
お風呂も入れないじゃないか!と無理をお願いした日々を思い出しました。
学生マンションのオーナーがどんな仕事が分からず始め、
なんとなくイメージしたのは昭和の下宿屋さんのお父さんでした。
面倒見が良くて、少し頑固でユーモラスなそんな感じの。
そんな下宿屋さんのお父さんの仕事がひとつ無くなった事を知る一日でした。